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参議院ODA特別委員会がコトパンジャンを現地視察

与野党5人の国会議員が現地へ(2006年8月21日)

 参議院ODA特別委員会の視察団が2006年8月21日、コトパンジャン現地を視察しました。当日、ダム・サイトには被害者住民約500人が集まりました。ODA被害者が現地で議員に直訴したことは、おそらくODA史上にも例がない画期的なことです。視察された議員は、柏村武昭議員(自民/広島)、大門実紀史議員(共産/比例)、鶴保庸介議員(自民/和歌山)、白眞勲議員(民主/比例)、前川清成議員(民主/奈良)です(50音順)。

姑息な外務省の対応

 外務省は当初、国会議員の現地視察に抵抗しました。しかし議員からの要請とあっては断りきれません。そこで考えたのが、首都ジャカルタからの日帰りコースです。ジャカルタからコトパンジャン・ダムまで飛行機と車で往復12時間、現地滞在は1時間半というものでした。しかも議員にはダム施設だけ見せて、移転先の村は見せない、聞き取りはダム賛成派の村長のひとりだけ、というものでした。

被害者住民500人が直訴

 日本から国会議員が視察に入るとの情報に、視察当日、ダム・サイトに約500人の住民が集まりました。ダムからもっとも近い村でも約10km、遠い村だと数30km離れています。バスなど公共交通はなく、車を持っている住民はいません。住民らはトラックを借りて荷台に乗り込みダムサイトまで行ったのです。そして議員の皆さんに、ダム建設によっていかに厳しい生活になったのかの直訴が実現されました。さらに、外務省の予定表にはなかった村への訪問も急きょ行うことになりました。外務省職員は道に迷ったふりをして議員を村に行かせない「努力」したそうですが、議員の皆さんが抗議をして被害の村の視察が実現し、アスベストの屋根の家や村の被害実態を目にすることができました。

■ 参議院ODA特別委員会報告書-コトパンジャン部分を抜粋-(PDF) >>

■ 当日の写真(クリックすると大きくなります)

トラックの荷台に乗って

ダムサイトにて1

ダムサイトにて2

ダムサイトにて3

日本語はFAXで送った

参議院調査団1

直訴する住民1

住民の声を聴く議員の方々

直訴する住民2

コトパンジャン・ダム
被害者住民を支援する会

〒162-0815
東京都新宿区筑土八幡町2-21-301
TEL/FAX 050-3682-0769
(IP電話に変更しました)

www.kotopan.jp,  info@kotopan.jp

 

ボランティアスタッフ募集中です。お気軽にご連絡ください。


Last Update : 2014/1/18
Since     : 2002/8/3 
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日本で初めてのODAを問う裁判

日本のODA(政府開発援助)によるコトパンジャン・ダム建設で、インドネシア・スマトラ島では23,000人がふるさとを強制的に奪われました。5,396人の現地住民が原状復帰と補償を求め、日本政府・JICA(国際協力機構)・東電設計(=東京電力グループ)を被告として、裁判中です。
 日本政府はODAの基本理念を「開かれた国益の増進」としています。「援助」とは名ばかりです。「国益」=グローバル大企業の利益のために、地元住民を犠牲にした「海外版ムダな公共事業」を行い、さらには原発までODAを利用して輸出しようとしているのです。
 「国益」のための「援助」、住民泣かせの「援助」はやめさせましょう。ぜひ、裁判にご支援お願いします。



(ダムの呼称について)

 インドネシア・スマトラ島の住民・自治体・マスコミは『コトパンジャン(Kotopanjang)』と言います。 
 一方、日本政府・インドネシア政府は本件ダムを『コタパンジャン(Kotapanjang)』としています。
 Kotoは地元ミナンカバウ語、Kotaはジャワ語でいずれも「町」を意味します。現地の言葉・文化を尊重する立場から、私達は『コトパンジャン・ダム』としています。